お知らせ
心理カウンセリングをもっと身近なものにするために
心理カウンセリングとは、心理の専門家(臨床心理士や公認心理師など)が心理療法を用いて、クライエントの抱える精神的な問題の解決を目指す心理的支援です。
一般的に、カウンセリングは精神科や心療内科の病院、クリニックで受けられますが、精神科を訪れることに抵抗を感じる方も少なくありません。「まだ精神的に病んでいるわけではないのに、こんなことでカウンセリングを受けてもいいのだろうか」と悩む方も多いかと思います。
現状の日本では、心理カウンセリングがまだ気軽に受けられる文化が根付いているとは言いがたいかもしれません。そこで、心理カウンセリングをもっと身近に感じていただけるよう、私たちは『こころのケア研究所 SHINKA』を設立いたしました。
当オフィスでは、どなたでも気軽に利用できる『オンラインカウンセリング』をご提供しています。カウンセリングにご興味がある方は、ぜひ一度体験してみてください。また、カウンセリングを受けるほどではないけれども話したいことや心のバランスを整えたいと感じている方には、『こころの休憩室』もご利用いただけます。
メンタルケアの新しい形を求めて
現代社会は、かつてに比べてあらゆるものが便利になる一方で、競争や管理が厳しい「ストレス社会」にもなっています。そのため、この環境の中で健やかに生き抜くには、自分の心を自分で守る力を身につけることが重要です。
しかし、日本のメンタルケアの主流は、「メンタル不調に陥ったらまずは精神科で薬物治療を受ける」という流れが一般的で、その他のメンタルケアは十分に浸透していないのが現状です。
うつ病などの精神疾患において薬物療法は症状を抑えるために大切ですが、心の問題を根本的に解決するには、単に症状を改善して元通りに戻すだけでは不十分な場合があります。たとえ症状が改善したとしても、同じ思考パターンや行動パターンを繰り返していれば、再び似た問題に直面した際に体調を崩してしまう恐れがあるためです。
だからこそ、深刻な心の問題には「医学的な治療+多様なメンタルケア」の実践が重要だと考えます。
『こころのケア研究所 SHINKA』の願い
心理カウンセリングは、心の調子を整えるための有効なメンタルケアのひとつです。しかし、メンタルケアの手段はそれだけではなく、気晴らしをしたり、素晴らしい音楽を聴いたり、栄養豊富な食事を摂ったり、体を動かしたりすることも立派なメンタルケアです。
『こころのケア研究所 SHINKA』では、心理カウンセリングの普及活動に加え、YouTubeチャンネルを通じて臨床心理学の知識や一人でできるメンタルケアの方法、その他の多様なメンタルケアの手法をご紹介しています。
今後も、メンタルケアをより身近に感じられるようなコンテンツを創出し、誰もがストレス社会を生き抜く力を身につけられるような世の中を目指して活動を続けてまいります。
自分らしく、いきいきとした毎日を送る方が増えることを願い、『SHINKA』はこれからも活動を続けていきます。
こころのケア研究所 SHINKA
代表 田所 俊作