「できていないこと」にばかり目を向けていませんか
「まだ足りない」
「もっとがんばらなきゃ」
そんなふうに思いながら、毎日を過ごしている人は多いかもしれません。
何かを達成しても、次の課題が気になり、
少しでも失敗があると、自分を責めてしまう。
その繰り返しの中で、いつの間にか「できていないこと」にばかり目が向いてしまうのです。
でも本当は、すでにたくさんのことを「ちゃんとやれている」自分がいるはずです。
当たり前に見えることも、立派な「できている」
たとえば、毎日きちんと起きていること。
食事をとって、生活のリズムを整えていること。
仕事をこなしたり、家事をしたり、人と関わったりしていること。
それらは、決して「当たり前」ではありません。
心や体が疲れているときには、どれも簡単なことではないのです。
当たり前のように感じていることの中にこそ、
本当は見過ごしてはいけない「がんばっている自分」が隠れています。
「できている」を見つける習慣
私たちは、他人からの評価や目に見える成果に意識を向けがちですが、
本当に必要なのは、自分自身が自分の行動や努力を認めてあげることです。
自分が「これはできた」と思えることを、
ちゃんと自分で認識してあげること。
その積み重ねが、心を静かに整えていく土台になります。
今日のワーク
今日の自分をふり返って、
「これはできたな」と思えることを三つ書き出してみてください。
たとえば、
・朝きちんと起きられた
・人にやさしく声をかけた
・疲れていてもなんとかやり切った
どれも特別なことではないかもしれません。
けれど、自分が「できた」と思えることであれば、それで十分です。
他人の評価は関係ありません。
自分の視点で、素直に見つめてみましょう。
おわりに
少し立ち止まって、
「ちゃんとやれている自分」に気づく時間を持つこと。
それは、ただ気休めをするのではなく、
自分の足もとを見つめ直し、支え直すための大切な時間です。
がんばっている自分に、そっと目を向けてあげましょう。
あなたは、思っているよりもずっと「できている」はずです。